木造建築で建物を建てようと考えている皆さん、
木造建築は現在過渡期を迎えています。
国土交通省がそのあり方の見直しを始めたからです。
戦後、住宅不足に陥った日本は、国の政策として、木造住宅を大量に建てられるよう構造等のハードルを低く設定していました。簡単に木造建築物が建てられるようにしていました。
その結果、安価な住宅が大量に建築され当初の目的を達したのです。
そうなると新たな問題が出始めます。
木造住宅の耐震強度の問題、安価に作られた家の耐久年数の問題です。
そこに環境問題まで絡んだ結果、国は安価な住宅の供給から舵を大きく転換して耐震性の向上した住宅、長期優良な住宅、省エネルギーな住宅を優遇する政策に転換しようとしています。
2009年6月に出た「長期優良住宅の普及に関する法律」にはその姿勢が色濃く現れています。
SE構法は一棟、一棟構造計算をし耐震性を高め、木造ラーメン構造の特性を生かして50年後ぐらいに訪れる生活環境の変化にも間取りの自由度を上げることで対応し、200年住み続けられる建物を目指しています。
当然「長期優良住宅の普及に関する法律」にも準拠していますので、これから更に拡充されるであろう長期優良住宅への優遇措置もうけることが出来ます。
SE構法は長年建設に携わってきた当社の一押しの構法です。
是非ご検討いただきたいと思います。
集合材 「構造部材として強靭な集合材を使用」
コンピューター制御による高精度プレカットによって作られるエンジニアリングウッド(JAS 構造用集成材)を木骨として採用。
このエンジニアリングウッドは、天然木材の長所をそのままに、反り、ねじれ、割れ、伸縮などの欠点を克服し、飛躍的な強度を実現。
しかも安定した品質が構造計算を可能にし、大規模構造建築物をも可能にします。
SE構法の集成材は、圧縮、引っ張り、曲げ、せん断等において、ムク材の1.3 倍の強度を誇っています。(ただし同一重量での比較)。
また乾燥した板材のみを使用するため、反りや割裂がなく、狂いも少なくなっています。
専用金物 「接合部に高い耐久性を持つ独自のSE金物を使用」
SE金物はエンジニアリングウッドの特長を引き出すと共に、他の金物では実現できない強度を確保。
同時に柱梁の断面欠損が起きにくく、構造的にも高い安全性を誇ります。
SE構法を支える SE金物、高耐力フレーム、高耐力壁、集成材本体は、数々の工法接合強度実験をクリアした素材により構成されるため、 1 階部の大開口の確保やビルトインガレージの設置といった高い強度と安全性を約束できるのです。
構造計算 「大規模建築物と同様の構造計算を実施」
独自開発 CAD と連動した立体応力解析で安全性を点検。
さらに台風、地震、積雪などの自然災害についての安全シミュレーションも行い、その確かな強度ゆえに、構造本体に対し国内初の 20 年間の住宅性能保証制度を実施しました。
SE構法は、木造住宅においても、大規模建築と同様の応力解析による構造計算を実施しています。
独自の CADソフトを開発し、CAD と連動した立体応力解析で、あらゆる安全性を点検。
もちろん様々なデータをもとに、コンピュータ上で、台風、地震、積雪などの自然災害についてもシミュレーションし、その安全性を確認しています。
これにより構造上の木造住宅では実現できなかった大空間を可能にしたのです。
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